保育園を5カ月で辞めたわけ②

保育園に通いだして3カ月目は、ひと月の登園回数が3日で、休む日の方が多くなりました。

 

私は毎朝、職場に休みの連絡をしなければならないことも、とてもストレスでした。幸い職場はとても理解があり、子供のことだから仕方ないよ。と言ってくれました。

よく、体調崩すのは今だけだよ!そのうち免疫がついて強くなるから。と言われました。

その度に心が揺れ、もう少し頑張った方がいいのか、それとももう全てやめて一緒にいる方がいいのか。

こんなに苦しそうにしている我が子をもう見ていられない。ここまで無理して働くことないんじゃないか。と本当に悩みました。

 

インターネットで同じ境遇の方のブログなどを読み漁ったり、たくさんの人に相談をしました。

 

私が、正社員として9年間働き、築いたものを手放し、息子と一緒にいることを選ぶことが出来たのは、私の尊敬する先生の言葉があったから。

 

先生は、「あなた何を言ってるの?子供の母親はあなただけなのよ!仕事の代わりなんていくらでもいるの!どん底まで貧乏してみなさいよ!」と一喝されました。

勢いも凄かったのですが、私はその瞬間目が覚め、夫だけの給料じゃ生活が苦しくなることは目に見えていましたが、どん底まで貧乏してでもいいから、息子と毎日一緒にいて、3歳までの成長を見届けたい!!

とやっと本当の気持ちに気づくことができたのでした。

 

そこから行動はとても早く、上司に話をし仕事を週1のパート勤務にしていただき、保育園を辞める手続きをしました。

 

もしかしたらまわりから、途中で辞めるくらいなら復帰する前からパートで働いてればよかったのに。って思われたかもしれません。

私もそう思います。職場には本当に迷惑をかけてしまったと思います。

でも、息子に負担をかけて職場に迷惑をかけてしまったけど、この5カ月は私にとってとても価値のある時間でした。

 

私は仕事が大好きでした。だからこそ、初めからパートで復帰していたら、やっぱり正社員で働けばよかったと言う思いをずっと引きずったまま育児をしていたんじゃないかな?と思います。

身をもって、仕事と育児を両立する大変さを経験させていただけたからこそ、私はもう仕事に1ミリも未練はありません。

しっかり納得して辞めることができたし、何より息子と5カ月間、離れた生活をしたから、息子と一緒にいられることの有り難さを知ることが出来ました。

 

育児は、いつも穏やかではいられません。イライラすることなんてしょっちゅうです。

でも私にはこの経験があるから、ただ平凡な毎日でも、お金がなくても、息子と一緒にいられること、毎日成長を見られることが、どんなに有難いことか感じることができます。

 

そんなこんなで、息子との幸せな毎日と、節約生活が始まるのです。